カタカナ語のゴタク2005
カタカナ語について書いています。
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デッドヒート

別サイト「カタカナ語のゴタク」をブログ形式に変更することにしました。旧サイトからデータを徐々にこちらに引っ越ししてきます。せっかくのブログ形式なので、コメント、トラックバックをお願いします。

●デッドヒート(dead heat)

「デッドヒートを繰り広げる」という言い回しを聞くと、何かの競争で先を争ってせり合っている様子が思い浮かぶ。

日本語の「デッドヒート」は、英語の dead heat から来ているが、本来の英語の意味からは、少しずれている。日本語のデッドヒートはレースの途中の 白熱した状況を表しているが、英語の dead heat は、同着または同点による「引き分け」を意味し、dead heat かどうかは、レースが終わるまで分からない。

dead heat の heat は「熱」ではなく、レースを数える「単位」のようなもので、「50メートル競走4回」は、"four heats of 50 meter run "と言える。 その heat が dead = 「死んでいる」すなわち「無効だ」ということから、 dead heat は、「決着のつかなかったレース」という意味になっている。dead heat は、例えば、 以下のように使われる。

John ended up in a dead heat for third place with Mary. (ジョンはメアリーと同着で3位になった)

日本語のデッドヒートは、「激しい接戦」や「つばぜり合い」などと言い換えることができるが、英語には neck and neck (ネック・アンド・ネック)という言い方があり、「デッドヒートを繰り広げた」は、"raced neck and neck "と言える。

ネック・アンド・ネック、すなわち首と首を並べるようなレースといえば競馬を連想するが、選挙(election)などでも、 競り合っていることを表すのに neck and neck という言葉を使うことがある。そして、競り合いの結果、選挙が 「dead heat に終わった」と言えば、「得票数が同じだった」ということである。